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執筆者の写真ひらちゅ~

大山一の沢~桝水

大山一の沢~桝水のバリエーショントレッキングへ行ってきました。

大山には南側に一の沢、二の沢、三の沢がありますが、どれもガレガレの水無川です。

途中、堰堤整備のための林道があるので傾斜の緩い場所では緑に包まれた最高のトレッキングができますよ。

それより先は危ないのでおススメしません。

まずは一の沢から登っていきます。


今日はあいにくの天気で曇り空でした。

雨に見舞われることはありませんでしたが、晴れ間が覗くこともなく、スッキリしません。

でもそれも山の表情の一つ。

逆に太陽が出ていなかったので強い日差しに焼かれることもなく快適な登山が出来ました。



まずは樹林帯の中、林道を進みます。



林道脇にはビニールに包まれた切り株がいくつもありました。

これは大山で今問題となっているナラ枯れしたナラの木です。

枯れ木を除去し、中にいる害虫を外に出さないようにして他のナラの木に被害が波及するのを防いでいるんだそうです。


タニウツギの花が咲いておりました。



花の中で蜜を吸う昆虫の姿も。

平和です。



こちらは大山の固有種、ダイセンクワガタ。

花ではなく、花が終わり、果実につくガク(萼)の形が兜の鍬形に似ることからその名前がついたそうです。



ニガナ。




そうこうしているうちに林道が終わり、正面に大山が見えてきました。


写真正面に見える沢全体が一の沢に集合する。

左側の大きなピークはタケノコ岩。



急斜面のガレ場。

絶えず落石があり、危険な感じ。


周囲で強力な羽音が聞こえるので辺りを探してみるとやはりオオスズメバチが。

なんか最近、オオススメバチばかり見る気がする。

恐いのですぐにその場から退散!


林道はここまで。

ここから先は道なき道を行くバリエーションルートです。

林道わきから草をかき分けつつ急登を登っていく。

ここでもマダニにかまれたという報告があるそうです。



生い茂る草をかき分けながら高度を上げていきます。



密林地帯を抜けました。

一気に樹高が低くなりました。



正面にタケノコ岩。

今回はあれを目指す感じで登っていくルートでした。



遠くには烏ヶ山がうっすら見えます。


崩落個所は踏み跡のすぐそばまで来ておりました。

途中、昔の踏み跡が既に崩落してしまっている箇所もありました。

大山はどんどん崩れて行ってるんですね。

崩れていくのは寂しいですが、地球はこうして長い年月変化してきたわけで、これからもこうして変化していくんだろうなぁと、自然の雄大さを感じずにはいられません。





足元には小さな花たちが咲き乱れています。

今しかない風景を写真に収めながら先へ進みます。



ここには昔、ゼロ沢のローソク岩と呼ばれる奇岩があったそうですが、それも崩落によりなくなってしまったそうな。



さて、だいぶ登ってきました。

もう少し登れば弥山ですが、ここは登山道ではないので植生保護の為、登山は禁止されています。


お昼ご飯を食べたら下山します。

帰りは桝水の方に下っていきます。

何度も足を滑らせながら急な下り坂を降りていきます。


ひたすら急な下りですが、途中からは樹林帯に。



一気に桝水まで降りてきました!

ゆっくり花を堪能しながらのトレッキングでしたが、結果的に予定時間よりかなり早く下山することとなりました。



桝水からは横手道を歩いて一の沢に戻ります。

先ほどの急峻な下り坂からするとなんと歩きやすい道!(=゚ω゚)ノ



今回もたくさんの植物に出会うことができ、楽しいトレッキングとなりました。

気温が上がってきたので飲み物は多めに持ってきていたつもりでしたが、ちょうど無くなるくらいでした。

まだ予備の水分はありましたが、これで日差しが出ていればちょっとヤバかったかも。。。

そろそろ沢登りのシーズンですかね(/・ω・)/

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